poohrunningの「改訂版:明日はちゃんとします。」

いやはや…いつまで続くことやら…。

お土産

こんなコラムを見た。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181008-00010000-yomonline-life

 


記事の趣旨は理解できるが、部分的に私には看過できない考え方であったので、久し振りに記事にしてみた。

 

 

そもそもな話、わざわざ土産物を買って渡す側が何故にそれほどまでに忖度しなきゃならないのかが頗る疑問だ。

 


もらう当人達から土産物のリクエストがあった云々なら話は分かる。

家族などの特定の人に買って帰る土産物もまた然り。

 

ただ、義理でその他大勢に渡す土産物が何であれ、買った本人は「皆にコレを買って帰ろう」という誠意の基に、金を出してそれを持ち帰り、それを相手に渡すべく家から持ち出してくるのだ。

土産物を買って渡す者だって、喜ばれたいからこそ買って帰ろうと思うのだから、余程の悪意がある土産物でない限りは、貰う側の者にがっかりする権利など無い。

百歩譲ったとしても、ひとから貰った土産物を喜ぶもがっかりするも、貰った当人の趣向の問題であろう。

 


以前、長野のスーパーで買って食べた乾麺の蕎麦が信じられぬ程に美味かったから、皆にも食べてもらいたくて何箱も買って帰って周りの方々に配りまくった事があるが、例えば私が蕎麦を渡した相手が実は蕎麦が嫌いであったとしても、それは私がその方の蕎麦嫌いの事実を認識していればこそ問題ではあるが、知らない場合は、なんら問題でない筈で、次回はそれを覚えていればいいわけである。

それをそんなに過剰に気を遣って選ばなければならない土産物など買いたくもない…と、私ならそう考える。

お土産はパシリの献上品ではないのだ。

 


ご当地の名産として名を連ねているからこそ、土産物屋に「ちんすこう」や「うなぎパイ」が並んでいるのであって、それを皆に食べてもらおうと買って帰って何が悪い。

土産物のセンス如何でその者の感度をが問われるのであれば、私は「クソ野郎」でもおおいに構わない。

そもそも土産物を買うために旅行や出張をしているわけではないのだ。

何より「ちんすこう」や「うなぎパイ」に失礼だ。

 


こんな瑣末な記事に目くじらをたてる私の偏狭さを笑う方も多々いると思うが、私が言いたいのは、こういったコラムがまたひとつ「受け身」が主体となる文化を色濃くしていくのが耐えられないのである。

人間関係に於いてある程度「受け身」である事は間違いではないが、このまま「受け身」が世の主流、於いてはそれがコミュニケーション能力の欠落となりえるという事に対して私は恐怖を感じざるを得ない。

それは決して大袈裟な思考だとは考えられない。

 


様々な事象を発信する者は後世までの事をよく考えて発信されたいと考える。

でないとその内日本中が「この件は誰がボールを持っているんだっけ…?」状態になりかねないのだ。

 


いけない…またアツくなっちゃった。。。